優・絆・恋・思

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そう言えばあの時‥ ユウキがゾディアーツになった時の流星は、やけに必死だった。 ダミーのゾディアーツから俺を守って、でもそのせいで流星はボロボロになった。 『良かった‥』 その言葉に俺は流星への絆‥いや、もうひとつ何か、別の感情が芽生えた気がした。 『そろそろ、部活の時間だな』 「お、おう。」 この気持ちは何なのだろう… 胸が締め付けられるように痛くて、苦しくて。 でも暖かく、優しい気持ちになって。 何だか、悪い気はしなかった。 でも、良く分からなかった。 『弦太郎??』 ドキッ‥ 不意に流星が近付くと、胸が苦しくなった。 俺は顔をしかめる。 やっぱり、変だ…。 「流星‥先に行っててくれ、俺、ちょっと用事思い出した。後で必ず行くから!」 『あっ、ああ。分かった。』 胸の苦しさを抑えられなくなって、ついにその場を逃げ出した。 『弦太郎‥』
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