恋――撃沈。

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「……でアンタはその人のデートをストーキングしてたと」  その後、二人の後を映画や公園に到るまでつけまわした結果、最後にはラブホまで行きました、ハイ。 「へへッ…すごいんだね……最近の兄妹ってヤツは――ラブホまで行くんだね。」 「それは特殊な例だ、馬鹿野郎。」  完全に恋人とデートを楽しんでた彼をストーキングをする愚行を犯した私は校舎の屋上の風に吹かれていた。 「つーか、いくら好きだから言ったって料理までするかね普通?このストーカー」 「わたしは絶対しないわ、この粘着女。正気を疑うわ」 彼氏出来たら弁当はお惣菜で済ます。と豪語するはジャージ姿のバレー部主将のみよ。 弁当は彼氏に作らせると確実に上から視点のかな。 二人とも中学からの悪友だ。 「うッさいわ、人間山脈にドエス。」 「「あ"ああん!?」」 二人とも私とモテない例に漏れず彼氏いない歴イコール年齢。
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