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携帯の時計は18:24
「これぐらいの時間なら大丈夫かな…」
『この前の試合どうだった?もしよかったら、結果聞いてもいいか?』
「よし…送信。」
送信したと同時にメールがきた。君からかな?だといいんだけれど(苦笑)
カチカチ…ピッ…
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from:A
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…やっぱり違った。
君からメールが来ることなんてもう、ないはずなのに。
またメール。どうせAからだろう。それでも少し期待してしまう自分がいるのだからおかしくて笑える。
カチッ…
「あ…」
君からの返信。
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けっこう勝てたんだよ♪
ベスト8までいけたんだから♪
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結果を話す君はすごく嬉しそう。メールの文面からも嬉しいって気持ちがよくわかる。
君が嬉しそうにしているのを見ていると、俺も嬉しい。
でも、君は俺にもう振り向いてくれない。前のようには。
だから忘れようと努力して、寂しくなって、メールを送って、返ってこないからまた寂しくなって…
なのに君は俺の気持ちも知らず、気まぐれでメールを返してくれる。
また、君のこと忘れられなくなっちゃうよ。
まだ君のこと好きでいていいのかな?
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