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「えー!暫しお預けですかぁ?」
そう言いながら、健人も方向転換してくれる。
お兄さんのお店は駅前。
今いる住宅街から明るい駅前に向かう。
空の下には街の明かり。そして、その上にほんの少し藍色の空。
私は健人の腕に自分の腕を絡めた。
「私、駅前に向かう途中の藍色の空が実は一番好き。」
「ん?どこにある?」
説明はしたものの、健人は理解できない様子。
「何でこんなちっぽけなのが一番?」
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