プロローグ

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俺は急いで店内を見渡した。 いた。調味料の棚の前でまわり目もくれず何かを探している。今日も気づかれずに済むらしい。 少し経つと「お願いします」とレジカウンターにかごを置き、彼女はレジの前に平積みになっているチョコレートを見ている。 「よろしいですか?」 「あっ、すいません。お願いします」 醤油とプリン2つ。前は片栗粉と甘味2つだったような…彼氏と同棲か?甘いものばかり食べると太るぞ。 「ありがとうございました」 会計が済むといつものように俺は頭を下げた。
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