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「それより、先輩、午後はいます?」
「いるよ。」
「いいな~、システムの桜木さんに会えますね。私、これから外回りでそのまま直帰なんですよ~」
ユカちゃんの声はちょっと大きくて、他の女性社員たちが私たちをちらちら見はじめた。
「昨日も来てたじゃない」
「そ~なんですよ~。昨日も外回りで会えなくて、超ショック!」
さらに周りからの視線を感じはじめた。
私は小声で
「ユカちゃん、少し声が大きいよ」といっても
「大丈夫ですよ~。ファンなだけですから。でも、あのスマートな顔立ちに細身なのにあのなかなかの二の腕。そそる~。好きになっちゃうかも。」
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