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「……………い」
『ん…なんだよ~』
「もう放課後だぞ」
『はぁぁぁ!?ヤバ!!萌に怒られる…』
「萌って…桜坂か。」
『ん?って!!邪魔よ!!退きなさいよ!!』
今気がついた…
私馬乗りされていたんだ…
つかどんな起こし方だよコイツ!!
『起こしてくれてありがと。さよなら』
ガチャリ…シ-ン。
ガチャガチャガチャ!!
なんで!?なんで開かないの!?
てか今何時だよ!!
「夜の8時」
『はぁぁぁ!?』
「いちいちうるさい。」
施錠の時間とっくに過ぎてるし!!ヤバい!!仕事間に合わない!!
ヴヴ--ヴヴ--
携帯鳴ってる…
ヤバい怒られる…
「電話出ねぇのかよ。」
『うるさいわね!!出るわよ』
『もしもし?』
「愛莉さん!!今どこに!?」
『あ~佐伯さん♪屋上ー』
「学校の屋上ですか!?」
『うん。そうだよ~もしかして親父怒ってる?』
「いえ…その逆ですよ。」
『あぁ。いつものね』
「今から迎えよこしますから、逃げないでくださいね!!」
ブツ…ツーツー
全く佐伯さんわ…心配症だなぁ。
「誰だったんだ?」
『あんたにわ関係ない』
「お前…組の奴等か?」
ギクッっっ!!
コイツ勘働きすぎだろ!!
まぁバレなきゃいい話だ♪
『私が組にでも入ってるって?』
「あぁ。そうだ。」
『私わ普通の女子高生』
「そう言いながら迎え来てるけど?」
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