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ベッドからおりたあと、朝から妹特製のかなりボリュームのあるカツ丼を食べて顔を洗う。
本当は朝飯の前に学校の制服を着るのだが今日は入学式。もし制服を汚してしまうようなことがあれば入学式から恥ずかしい思いをするはめになる。
そんなことでこれからの三年間いじられるのだけは嫌だからな。
それだけはどうしても避けたい。
顔を洗い終えてから、新しい制服に着替える。
「貰ったときから思ってはいたけど…なかなか派手な制服だな…」
上は明るめのブルーで下は黒と灰のチェックになっている。
上着の下にカッターシャツを来たりネクタイをしたりしなければならないといったきまりもなく、逆に改造OKといった自由気ままな校則になっているから着方については問題ない。
ちなみに制服や教材といった学校に来るのに必要なもの、それに部活動に必要な器具や道具も国が負担してくれる。
なんとも懐にいい学校である。
お金のない俺達にはもってこいだ。
「うっし。こんなもんでいいか。」
「あにぃー、学校行く前にいつものしとかないとー!」
「うぃー」
そういって自分の部屋から出ると1階のリビングの隣にある部屋に行く。
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