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「とりあえず、中へどうぞ」
胸元から引っ張り出されたペンダントは大きな鍵の形。
もしかして…?
「ふふっ、随分大きいでしょう?」
私の視線に気付いたのか、
目の前に差し出されて揺れるソレは。
「私、すぐ鍵無くしちゃうから。
一番大きいのにして貰ったの。」
「そ、そうなんですか~」
カチャ、と、思ったより控えめな音がして
鍵が開いた。
そして開かれたドア―――
「ようこそ、evergreenへ。」
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