抜けた炭酸水

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ウィルキンソンが好き そんな言葉を吐いた 甘くもない 辛くもない炭酸水 つまりは ただの水 気泡がなければ ただの水 喉に少し痛い ただの水 人が吐き出す 二酸化炭素を 液体混ぜて 体内に逆戻り そいつは 体を出たがるけど 体は受け付けないけど どっかで 当たり前にいて どっかで 好かれてやがる 受け付けないくせに 受け入れてる 人間の体は なんでも入るビーカーじゃない 人間の心は なんでも入れるほど 強固じゃない どっかで選別 どっかで選択 当たり前か どっかで どこでも当たり前 でも 当たらない 前に当たらない 数式より 文章並べて また数式に戻って そしてまた 炭酸水 何かに逆らって出来た 炭酸水 何に逆らったか そいつが当たり前 当たり前に逆らった 炭酸水 学も経験もなく 当たり前に 逆らった ただの水 炭酸水は 軽く喉に痛めつけて 体内に そいつはいつも 当たり前
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