episode:1
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まあ、その秘密はばらさなかったが。 停学の間は新しいバイト探しが出来てありがたかったし、担任の事なんてどうでもよかった。 ただ、気まずかった。 また嫌な思い出を思い出してしまった。 問題は、この場をどう乗りきるかだ。 まあ仕方がないので、パソコン教室に入った。 「遅いよ、工藤くん。」 入ってきた俺を見て名前を呼ぶ塾長。 そして振り向く女。 彼女もまた、俺を見て、すぐに俺とのことを思い出したに違いない。
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