prologue

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同じ団地に住み、同じ幼稚園に通い、同じ公園で遊ぶ。 『瞳ちゃん、結婚しようね。』 同じ小学校に通う。 『瞳、俺は特別な友達なんだぞ。』 同じ中学校に通う。 『小山内、幼なじみだよな。俺ら。』 今、思い返ると年々距離は広がっていた。 幼稚園の頃は、結婚しようと宣言し、 小学校の頃は、他の奴らとは違う特別な友達だと言う。 そして中学校では、ただの幼なじみだと言う。
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