井戸と中学生

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そんな私に対しほかは着物、馬、髷 …ここは…どこ 私がその場で困っているとどこからか悲鳴と喚き声が聞こえた 「ん?」 その声の方向に向かうと子供がうずくまっているのを見て親が動揺していた 私は子供に駆け寄り声をかけた 「大丈夫?どうしたの」 柔らかく話かけた すると親が「屋根に登ってふざけて落ちたのです」 と、さっきあった事を話しはじめたので私は外傷がないか確認した 「どこか痛い所ある?」 「…っうん…横っ腹」 「…あぁこれか」 「何か」 かなり心配そうに母が手をこすり合わせながら聞いてきた 「息子さんは横向で地面に落ちたんですね?」 「ええ、そうです」
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