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その頃・・・
「体育館裏、体育館裏、…」
千秋はブツブツ呟きながらふらふらと体育館に向かった
「呼び出して、ごめん…って なんかふらふらしてるけど大丈夫?」
男子生徒が千秋を待っていた
『あれっ なんでここにいるんだろ?……そうだ 呼び出しがあったんだ…そうか、そうか……』
どうも 無意識に来ていたらしい…
男子生徒は千秋の異様な行動が気になったが そこはスルー
「千秋さん、俺と付き合ってくださ ・・ 」
「ごめんなさい !」
「 はっ?」
告白の途中で 断られた男子生徒は目が点…おまけに…
「 無理です! 今 そんな事考えてる余裕無いです !!」
思いっきり言った…
走り去る千秋…
固まる男子生徒…
一世一代の 告白を " そんな事"で終わらされてしまった……
哀れ 男子生徒…
かくして、上杉の思惑通りになりました
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