メイドが二人
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「ありゃ、誰もいないな」 この部では、めずらしいことでもない。来たい時にに来て、行きたくない時は行かない、そんな感じの部活だった。 私は近くの椅子に座り、適当な本を取って、読書モードへと移行する。 その隣に椅子を寄せた後輩は、同じように読書を開始していた。 これではまるで文芸部だ。 それでも、そうでないと認識できるのは、後ろで信長がよくわからないダンスを披露しているおかげなのかもしれない。
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