メイドが二人

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「す、すいません!」 とりあえず謝ろう、そう思って振り向いたはいいが、バランスを崩してしまう私の足。 私は倒れないように、両手で壁を押さえる。目の前にはお姉さんの顔、またしても開く扉。 端から見たら、どうだろう。一人の女性が、もう一人の女性を壁に押し付けて、キスを迫っているように見えるかもしれない。 扉の前にいた少女は、これまた入ることなく、エレベーターは再び閉まった。
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