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「顔を見せに来るか?」
「いや、いい。後輩がいるから」
そもそもなぜ断ったかといえば、私を海へ誘う後輩の目が、すごく怖かったからだ。今会いに行ったら、何をされるかわかったもんじゃない。
「随分と嫌われたもんだな、後輩も」
「嫌いじゃない、むしろ好きだよ」
なぜか私に懐いてくれてるし、時々身の危険を感じるだけで、普通に良い子だ。
「それを本人に直接言ってくれればな…」
信長は美術部員がいるのであろう方に、戻って行った。
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