メイドを試用

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「何でもできます」 彼女……みずきは、自信に満ち足りた顔で、そう言った。 「何でもねぇ……」 私は朝食を食べ終え、窓際で日光浴という名のごろごろを決行する。太陽が温かい、目をつぶったら、このまま寝てしまうだろう。 半ば強引に身体を起こしてみずきを見ると、今は食器を洗っている最中のようだ、実にメイドがやりそうな仕事である。
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