メイドを試用

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窓の外に目を向けると、雲一つ無い空があった。休日、絶好の行楽日和。電線に止まっている雀を目視しながら、私は口ずさんだ。 「空を自由に飛びたいな」 「いいですよ」 「な!?」 まさか肯定されるとは思ってなかった自分は、表情に驚きを隠せない。 「食器も洗い終えましたし、食後の運動に参りましょうか」
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