メイドを試用

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「それでは、行きますよ」 その台詞と共に、羞恥などという感情は空の彼方へ吹き飛んだ。 空だった、住み処とするアパートの最上階が真横に見える。 「おお…」 私の心は意外にも落ち着いていた、あまりにも大きな状況の変化に対応しきれてないだけかもしれない。 下には既に公園の姿がなく、近所の駄菓子屋上空に差し掛かっている、ちょっと怖くなってきた。
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