メイドロボー

メイドを試用

アパートの周りをぐるっと一周して、再び公園の真上に到着する。

「どこか、行きたいところはございますか？」

「いや、もういいよ。ありがとう」

私達はゆっくりと下降して、静かに着陸した。久しぶりの地面だ、ものの数分くらいではあったが。

「どうでしたか？」

空も飛べちゃうメイドさんは、にこやかに、そう尋ねた。