メイドを試用

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種も仕掛けもない、ただのコップだ。さすがに空を飛ぶことはできても、無いお茶を注ぐことはできないだろう。 みずきはコップを机に置き、私の顎を掴んだかと思うと、次第に顔を近づけてきて…… 「って、ちょっ!待っむぐっ!?」 傍から見れば、キス。いや、それは紛れも無く接吻だった。 それでも、不思議なことに、喉が潤っていく。 というか、私の口にお茶が注がれていた。
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