メイド型ロボ

4/12
前へ
/178ページ
次へ
「ええ、そうですけど…」 名前を知っているということは、やっぱり知り合いなのだろうか。 いや違う、直ぐさま愚考を否定する。このドアにはネームプレートが掲げられていて、そこには大きな文字で『水沢』と書いてある。さっきのは質問でなく、確認であったのだ。 彼女は深々とお辞儀をした後、にっこりと笑って、こう言った。 「私は『みずき』です。今日からは『水沢みずき』になりますね、よろしくお願いします!」 「……は?」
/178ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加