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「もう、高校の制服もスカートだったでしょう?」
「下にズボン履いてたし、そもそもコレとは長さが違うというか…ってあれ?」
みずきがいない、ついさっきまで会話をしていたような気がするのだが、気のせいだったのだろうか。
「ああ、あんなところに……」
みずきはゲームセンターで、UFOキャッチャーをじっと見つめていた。
「何か欲しいの?」
「ええ、あれが」
指が指し示す先にあったのは、とても巨大なぷっちょの箱であった。
「さすがに、あれは無理だ……」
ぬいぐるみを取ってあげるイベントかと思ったが、そういうわけではないようだ。
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