メイドが二人

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歩いている時も、電車に乗ってる時も、階段を上っている時も、授業を受けている時も、私はみずきのことを考えていた。 お前は新婚さんか、自分にツッコミを入れる。 何はともあれ昼食、ベリーお腹がへった、部室に行こう。 私は美術部員だ。美術部といっても名ばかりで、ただのお喋りサークルと化してはいるが。 美術部室のドアを開けて、手頃な椅子に座る。卵焼きを箸で掴んだ刹那、美術部室の扉は再び開かれた。
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