メイドが二人

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授業が終わり、帰り支度をする私。頭の中は、夜ご飯の献立は何だろうという問題で、いっぱいになっている。 「先輩!」 昨日はハンバーグで、その前はオムライスだったからな。今日は一体どんな料理が出てくるのだろう。 「先輩!先輩!」 全く関係ないが、蚊取り線香の臭いが好きだ、夏場は毎日置いていたおかげか、刺された記憶がない。 「せ…先輩?おーい!」 「後輩、近い」 目の前3センチぐらいの所に、後輩の顔があった。 後輩、私が所属する美術部の部員。一個下の一年生だが、その姿は中学生くらいに見える。
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