メイドが二人

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「今日は部活、来てくれますよね!?」 「あー、うん。どうしよっかな…」 バイトがあるわけでは無い、授業も少ない、火曜日は毎週部活に参加してはいた。でもどうせ、駄弁るだけで終わるし…… 「別に用事無いんだろ? だったら行こうぜ、光秀」 いつのまにか隣にいた信長が、私の鞄を手に持っている。 「わかった、行くよ」 「やった!」 人が一人増えたところで、何か変わるわけでもないのだが。 先行する二人を、私は早足で追いかけた。
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