5人が本棚に入れています
本棚に追加
「知っている理由はソレだ」
青年は私の右肩を指差す。そこには小さな小動物が座っていた。リスのような可愛い見た目をしていた。可愛い。
「これは……式神?」
「それもかなり下位のな。ソイツに君の事を探らせてた。すぐに気づくと思ってたんだが……やっぱ敵意がないと気づかないものか。蚊みたいに」
その例えはどうかと思うけど、確かに全く気がつかなかった。
「いつの間に……」
「君が長老と話していた間に」
「でも、式神を使えるって事は、やっぱりあなたは陰陽師なんですか?」
最初のコメントを投稿しよう!