ヤツは敵

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「親の力は絶対借りないよ!!僕はこの身一つで生きていく」 「あの…迷惑だから、家に帰りなさい」 偉そうに宣言しているコイツは何故か僕の家のリビングにいる。 「泣ける話ね。良い友達をもったのねノンちゃん」 …いや母さん、全然泣けないよ!! あわよくば、この家に居候する気満々だよコイツ!! 「徹君を初めて見たときから、この子はきっと良い子って思ってたのよ」 「母さん、何言ってんの?初めて見たときからって今さっきでしょ?何であの時の第一印象から変わって無いわみたいな言い方してるの?」
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