嵐は突然に

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今日龍馬たちは高杉や桂さんと話し合いをするからと、朝早くから長州藩邸に出かけていった。 いつもはみんなと一緒に行くが、難しい話はあまり好きじゃないので今日はお留守番だ。 お留守番といっても特にやることもないので散歩がてらぶらりとしている。 『何か面白いことないかな……………ん?』 ふと通りの向こうを見ると見知れた顔が走ってくるのが目に入る。 『平助だ…』 新選組八番組組長の藤堂平助だった。 何やら慌てている様子だ。 『??…どうしたんだろう。おーい平す…』 声をかけようとしてはっとする。 .
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