あなたと…

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また逢えるよ… また一緒に 君の自慢気な調子外れな鼻唄を歌おう… 君のいる 空気が好きなんだな~ 君が怒っていても 笑っていても 心の奥の揺らぎない柔らかな光が 私を包み込み どんなときだって 私は幸せににやけてしまう 君とだったら… 君とだったら… 何もいらないって こんな気持ちなんだね… でも どうにもならない事はやはり世の中にはあるもので… 二人にとっては きっとそれが今なんだろう… どんなに流れに抗い涙静かにこぼれて泣いたとて どうにもならない事が世の中にはあるんだろう… それなら きっと いつか 君のその間抜けなほど淀みないばか笑いをそばで拝める日が来る と信じて… ただ ただ今は ふたり 抗いの涙 流るるままに… そばにある 穏やか岸に 辿り着けそうで着けぬ 無情を抱きしめ 涙流れるるままに… 私は強く生きてゆけるだろうか… 貴方の笑顔が届かないところで… 離れていても いつかまた出逢えるはずの 貴方の笑顔は 私を照らしてくれるだろうか… また逢えるよ… 祈りにも似た 凜と通る声で 離れゆく 手と手…
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