シャーロット=彩香=ノイシュバンシュタイン

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  日本人の父と西ロシア人の母から生まれた、銀髪黒眼オッドアイの少女。 父は現役の特殊作戦群隊員、母はKGBエージェントという東西の混在する家庭で育ち、幼少期より両親と共に空手や総合格闘技、マーシャルアーツ、CQCなどを学びながら世界を転々とする生活を送っていた。 性格は、飄々としていて冷静。 だが、〝殺し(生身or戦闘機含む)〟に快感を感じ、快楽殺人鬼のような猟奇的な感情を抱く一面もあり、全体的にあまり安定した性格とは言えない。 その為、普段は理性を保って戦闘出来るが、彼女の「スイッチ」が入ると本能をさらけ出して機体を振り回すようになる。 「志保子(後述)がいなければ、たぶん私は墜落して死んでいる」とは彼女の談。 その志保子は彼女を「味方にするととても心強いが、絶対に敵には回したくない存在」と強い口調で言い切った。 エンジェル隊全員に言える事だが、好みの戦闘法はクロスレンジでの近接格闘戦。 乗機もSu-35→Su-47と超高機動を誇る機体ばかり乗り回す。 ………実は、彼女の名前は偽名。 登録されている戸籍上の彼女の姓はノイシュバンシュタインだが、実際の姓は〝ヴァルトフ〟という。フルネームで言えば『シャーロット=彩香=ヴァルトフ』になる訳だ。 理由は、彼女の母『レイラ=ノイシュバンシュタイン(本名はクリスティーナ=ヴァルトフ。父・陣代征弥にはそれを話した上で結婚している)』が偽名を使って生活しているからであり、「日本軍所属である夫とKGBエージェントの自分が同居している事実がアメリカ側に判明すれば、自分は夫といられなくなる」と考え、対策を講じた末での結論だからである。
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