いとしいひと

1/1
前へ
/8ページ
次へ

いとしいひと

あなたの香りが残るこの部屋で 思い出と温もりを抱きしめる もうこれ以上 愛せないほど 愛し合ったはずなのに……… 何かの拍子に歯車が狂うんだね 今日もあなたの名を 明日もきっと……… 愛してる 愛してる 何度も声が涸れるまで 愛してる………… そう叫ぶだろう 何気ない君との時間が こんなにも愛しく 儚いなんて想いもしなかった 永遠に続くと根拠もなく信じていたんだ……… あなたの香りが残るこの部屋で 思い出と温もりを抱きしめる もうこれ以上 愛せないほど 愛し合ったはずなのに……… いくつかの季節が巡り 人混みの中で君を見つけた 君はあの日よりも綺麗に笑っていた 僕だけがあの日のままで………
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加