悪夢

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崩れた建物、割れた窓ガラス。 それ以外に何もない灰色の空間。 そんな空間に一人の女性がいた。 この空間には不釣り合いな純白のドレスを身にまとっている。 そんな彼女の目の前にいるのは仮面ライダーと呼ばれる戦士達。 クワガタのような二本角と赤い装甲を持つライダー、クウガ。 その姿に類似した金色の装甲のライダー、アギト。 鉄仮面の赤い姿をしたライダー、龍騎。 黄色の目に赤いラインの入った近代的なライダー、ファイズ。 頭が尖っている青と銀色の機械的なライダー、ブレイド。 赤い撥を構えている紫色の鬼のようなライダー、響鬼。 赤いカブトムシのような姿に青い複眼を持つライダー、カブト。 赤い装甲で落ち着きのないライダー、電王。 吸血鬼をイメージさせるライダー、キバ。 彼女はこのような光景に見覚えがあった。 そして、これから起こるであろう事――最悪の事態ではないかと彼女は考える。
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