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「気がついたか」
中年男性がボソッと呟く。
「誰だあんたは? ここで何の研究をしている!?」
少年が強い口調で中年男性に言い放つ。
「私は預言者。今言えるのはそれだけだ。何をしているかは……君ならもう分かっているはずだ」
中年男性は少年を見て不気味に笑う。
「……で、その預言者様が俺に何のようだ?」
少年は中年男性を睨みつける。
「君にはライダーシステムの開発、それとある男を倒してほしい。もちろんタダでとは言わない。君が開発しようとしているライダーシステム、そのための研究材料を提供してあげよう」
そう言うと中年男性は懐から資料を取り出す。
「それは! なんでお前がそれを持っている!?」
少年が吠えるように叫ぶ。
「どうだ? やってくれるか?」
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