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「やるね、お姉ちゃん…」
「そう簡単に勝たせはしないわよ…?」
「でもねお姉ちゃん。異名があるのはお姉ちゃんだけじゃないんだよ…? じゃんけんポン!!」
「ポン!!」
今度はマイがグー、マコがチョキでマイが勝った。
「私だって『じゃんけんのマイ様』って呼ばれてるんだからね!」
マイ様って誰が呼んでるんだよ…
「のぞむところよ!さあ、次が最後よ…じゃんけんポン!!」
「ポン!!」
二人のプレッシャーが強すぎて立ってるのがやっとだった。
「二人の手元が見えないわね。」
母さん、このプレッシャーの中でよく普通に立ってられるね…
「む~…」
「ん~…」
じゃんけんの結果はパーとパーであいこだった。
「次は勝つよ!あいこでしょ!!」
「しょ!!」
「うわっ!?」
二人のプレッシャーは臨界点を突破し、僕は吹っ飛ばされた。
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