3人が本棚に入れています
本棚に追加
「あんた、本当に頭を打ったんじゃないだろうね?それとも何?現実逃避でもしてるのかしら?
ま、どちらにしても、このままここのルールがわからないままだったら、足手まといの木偶の坊ね。
仕方ないから、説明してあげるわ。
いい?面倒だから一回だけ説明するわよ。ルールだけきっちりと覚えなさい。
仕事に関しては、あとできっちりとに嫌というほど叩き込んであげる。
と言っても、簡単なことだから丸一日で覚えれる内容なんだけどね」
「はぁ、お手柔にお願いします」
と、そこで彼女は他の皆がいる後ろを振り返った。
「あんたたちの紹介は、適当にやっておきなさいよ。
で、説明の内容なんだけどさ、もしかして始まりから聞かせた方がいいと思う?
いちいち、ながーく説明しろって?」
彼女の質問に、他の皆は頷いた。
そして、一度、?の顔をしている俺の顔を除き見て、額を押さえてため息をついた。
「あーもう。わかったわよ!しかたないわね。
始まりは、1999年。
その2から3年前に、ノストラダムスの大予言ってのがあってね。地球が滅びるすると言う噂が広まったのよ。
あ、この時はまだあいつら、宇宙人はいなかったから
当然、私たちの先祖は全く信じずに、普通に過ごしていたわけ。
けど、予言された1999年12月24日。
あいつらが地球にやって来たのよ。予言は外れたわ。
しかし、滅びるのは、地球の方じゃなくて、地球上生命。大抵の生き物が消されていったの。人間は、4分の1は生き残ったわ。
ついでに、哺乳類は近くにいたのが巻き込まれて、3分の1。魚介類は海がひやがって、大半」
鳥類、ハ虫類は説明する必要なし。
と、彼女は面倒になったのか、投げ出した。
「質問はなんかある?と言っても、質問する内容なんてないわね。
なぜ、宇宙人が来たのか?って質問は、あいつらに訊いて欲しいわ。
無いようなら、私があんたに質問するから」
彼女が一方的に喋っていて、俺が口を挟んだりしたら睨まれそうな感じで、質問できそうにない。
ただ、頭を横に振るだけ。
「無いのね。じゃ、質問。あんた、その服どうしたの?」
「ええっと、最初っから来ていました」
俺の回答に、彼女はグイッと俺に近づく。
最初のコメントを投稿しよう!