第26章

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でも今日は、さらにご褒美が待っていた。 「裕二くん、今日時間ある?」 「え?」 「時間あったら、少しお茶していかない?」 「マジでっ!?行くっ!!」 「前に行った、あのカフェでいい?」 「もちろんっ」 俺にとって由梨さんのお誘い以上に大事な用なんてない。 前にも二人でカフェに寄ったことがあったけど、もうこんな風に誘ってもらえることなんてないと思ってた。 フラれた途端、告白を取り消して「ただの知り合い」でいさせて欲しいなんて勝手を言って バスで会ってくれるだけでも奇跡的なのに……。 うわ。 ……嬉しすぎてヤバイ。 .
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