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決まった時間になる時計… 地獄の始まりの鐘だ。 布団からでるのも嫌になる寒さそっとカーテンをあけると目の前の窓は霜でいっぱいだ。 「さむいよー…。」 ちゃんと会社には行かなきゃ…今月ピンチなんだよな… 黙々と準備を進めていく。 ブーブーブー… 「はいはい!」 ケータイがなってるのにきずいて急いで出る。 「もしもし!あっ、藍菜ちゃんと起きてた?」 楽しそうに電話越しから聞こえる声。 「羅希うるさいよ…」 ラキ 同じ会社で高校が一緒だった羅希、たまにちゃんと起きているかどうか電話をかけてくる。 「起きてるならよかった、まぁじゃあ後でね。」 素早く電話を切られてしまった。 「はや…時間…やっばっ!」 また準備をして急いで家を出た。
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