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「じゃあ、続きを頼む」 ファイのすすり泣きが響く中、スノウとロイドは何事もなかったように会話を進める。 「ああ、俺の推測だが、あの魔物は朱亜国の者である可能性が高い」 「なに??証拠は?」 「朱亜国の紋章が微かにあった。王家のものではないが……」 「そうか……では、軍隊に警戒するように言っておくか」 「頼む。……じゃあ、俺は少し寝る。なにかあったら起こしてくれ」 スノウは、報告を終えると直ぐ様部屋を後にしようとした。 「待て、まだ話がある」 しかし、それは叶わなかった。
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