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その事件にあった男子学生は、帰り道の途中にある電柱に寄りかかるように死んでいた。目から涙のように血が流れていて、鎖骨の下辺りに奇妙な痣があった。 その男子学生の顔は青白く、体が氷のように冷たかった。警察官の人達が調査をしたのだが、原因不明のまま。 ただその男子学生の第一発見者が奇妙な事を言い出したのだ。 『私が見つけた時、学生さんは亡くなっていました。目を閉じ青白い顔をし、体は冷たかった。しかし、不思議だったのです。確かにその学生さんは亡くなっていましたが、 脈があったのです。』
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