第一話

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231 : ◆BnhUepkPaA:2011/03/08(火) 21:50:36.72 ID:/FYuLtIRO 『記憶の境界を、曖昧に』。 「さぁモララー、思い出して欲しいお。」 「曖昧でもいい。僕らの記憶を」 「――――――何かが起きた、いつかの僕らの記憶を」 238 : ◆BnhUepkPaA:2011/03/08(火) 21:54:06.77 ID:/FYuLtIRO (;・∀・)「――――――」 (;^ω^)「うっ――――――」 何かが 頭をよぎる。 それは、何かの終幕。 終わった、というよりは――― ―――無理矢理『終わらされた。』 そんな感じの。 ……誰に? 248 : ◆BnhUepkPaA:2011/03/08(火) 21:57:52.16 ID:/FYuLtIRO ウチ―リ―――オト―ザカ――――クセン―ナゲダシ――――― 「死ねよ○○」 納得がいかなかった、それ。 ……誰が? 全てを押し付けた、それ。 ……誰を? 解決にはならなかった、それ。 誰にとっての……? その終幕にて。 僕は、何を、していたんだ? 256 : ◆BnhUepkPaA:2011/03/08(火) 22:01:20.67 ID:/FYuLtIRO 『ピンポンパンポーン!』 (;・∀・)「は!!」 (;^ω^)「ッッ!!」 その声に、二人の意識が戻される。 (;^ω^)「い、今のは――――――!?」 いや、それより今は。 『あ、あー!マイクテース!はい、2回目!!』 この、天からの声が問題だ。 263 : ◆BnhUepkPaA:2011/03/08(火) 22:05:02.43 ID:/FYuLtIRO 『えっと、こんにちわ主催者です!』 (;・∀・)「……な、なんだ?」 『あなた達に言いたい事は、一つだけ!!一つだけあります』 (;・∀・) 『それはひとつだけ――――――ひとつだけ、追加ルールを発表します!』 (;^ω^) ……終わらなかった。 265 : ◆BnhUepkPaA:2011/03/08(火) 22:05:43.10 ID:/FYuLtIRO いつまでたっても終わりが終わらないんだ。 終わりは、終わったままじゃいけない。 終わったら、始まらなきゃいけない。 だから終わりは、終わらなきゃ行けない。 さぁ。終わりを始めようじゃないか。 この、どこまでもチープでチートな物語の あらゆる姿に。 第一話、終わり。
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