第二話

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16 : ◆BnhUepkPaA:2011/04/01(金) 20:58:31.70 ID:xbM8y35zO 僕の知る、とあるキャラクターにはチートとも呼べないような能力がある。 それは、時を司る者からは「時空間上の歪み」と呼ばれ 遥か高等な生命から「自律進化の可能性」と呼ばれ ある異能集団からは「神」とまで呼ばれていた。 そいつが起こした、とある怪奇。 【エンドレスエイト】。 今回の既視感に対し、僕は真っ先にそれを思い出した。 21 : ◆BnhUepkPaA:2011/04/01(金) 20:59:52.20 ID:xbM8y35zO ある少女は、その夏休みに納得がいかなかった。 楽しい仲間との数々の思い出作りを終えても、彼女の潜在的なところに思い残しがあったのだ。 ならば。 「もう一回最初からやっちゃおう!」と。 彼女は、文字通りやり直した。 納得いかなかった夏休みを。 係累、15498回……。 日数に直せば、約23万日。 ――――――630年近い日々。 永遠に夏休みだけを、繰り返し始めた。 (;^ω^)(でも、そんなの……) そうだ。そんな馬鹿げた話があるか。 永遠に終わらないなら、いったいこの世界は……僕らに何を求めているってんだ? 28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/01(金) 21:03:59.04 ID:xbM8y35zO (;^ω^)(もしそんなバラブレもんが戦いに割り込んでるなら、こんな茶番には意味がなくなるんじゃないかお?……とりあえず、落ち着いて状況把握しないと――――) しかし、思考は中断される。 『あー!みなさん!!』 (;^ω^)「ん!?」 『どうも、主催者です!』 その……天からの声によって。 32 : ◆BnhUepkPaA:2011/04/01(金) 21:06:39.58 ID:xbM8y35zO (;・∀・)「……なんだ?今更何を……」 『あなた達に言いたい事は、一つだけ!!一つだけあります』 『それはひとつだけ――――――ひとつだけ、追加ルールを発表します!』 (;^ω^) 完全な形を求めるからか――――――ループが、完遂しないところ。 それも、まるでエンドレスエイトのようだ。
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