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29 : ◆BnhUepkPaA:2011/03/08(火) 19:31:26.60 ID:/FYuLtIRO
(;^ω^)「なっ…!!」
すさまじい光景だった。
テレビの衝撃映像番組で見た事あるような、ド派手な音と肌に伝わる衝撃。
何が起きたかは知らない。だが、ブーンには一つ確信出来るらしい事がある。
あれは、自然に起きたものじゃない。かといって人間が引き起こせるレベルの倒壊でもない。
おそらく、能力だ。
どうやらこの戦いが、ホンモノであるという事なのだ。
そして、派手な音に気をとられ、ブーンは気付けなかった。
屋上の階段を、誰かが登ってきてるという事に。
31 : ◆BnhUepkPaA:2011/03/08(火) 19:32:59.97 ID:/FYuLtIRO
(;^ω^)「もう嫌だお…。チクショウ、なんで、なんでこんな事に……。」
自分が何をした?
見事に瓦解したビルを眺めて、非現実な現実感に目を伏せたくなる。
考えこめど、出てくるのはネガティブな思考ばかりだった。
しかし、それでは始まらない。
( ^ω^)「…これから、どうしよう」
ようやくプラスに働き始めたブーンだったが
屋上のドアが古びていたのは幸いだったのだろうか。
ぎぎぎぎぃ……!と
屋上のドアが開いた。
37 : ◆BnhUepkPaA:2011/03/08(火) 19:40:56.15 ID:/FYuLtIRO
( ・∀・)
(;^ω^)
立っていたのは、いかにも若手サラリーマン、といった顔の男だった。
彼は物静かにブーンの全身を見回し、そして呟いた。
( ・∀・)「少年漫画ってさ」
(;^ω^)「はい?」
( ・∀・)「少年漫画って、いいよね。まぁ僕の場合、ジャンプが大好きだったわけなんだが」
(;^ω^)「……はぁ。」
え、いきなり何こいつ。
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