第一話

4/11
前へ
/109ページ
次へ
29 : ◆BnhUepkPaA:2011/03/08(火) 19:31:26.60 ID:/FYuLtIRO (;^ω^)「なっ…!!」 すさまじい光景だった。 テレビの衝撃映像番組で見た事あるような、ド派手な音と肌に伝わる衝撃。 何が起きたかは知らない。だが、ブーンには一つ確信出来るらしい事がある。 あれは、自然に起きたものじゃない。かといって人間が引き起こせるレベルの倒壊でもない。 おそらく、能力だ。 どうやらこの戦いが、ホンモノであるという事なのだ。 そして、派手な音に気をとられ、ブーンは気付けなかった。 屋上の階段を、誰かが登ってきてるという事に。 31 : ◆BnhUepkPaA:2011/03/08(火) 19:32:59.97 ID:/FYuLtIRO (;^ω^)「もう嫌だお…。チクショウ、なんで、なんでこんな事に……。」 自分が何をした? 見事に瓦解したビルを眺めて、非現実な現実感に目を伏せたくなる。 考えこめど、出てくるのはネガティブな思考ばかりだった。 しかし、それでは始まらない。 ( ^ω^)「…これから、どうしよう」 ようやくプラスに働き始めたブーンだったが 屋上のドアが古びていたのは幸いだったのだろうか。 ぎぎぎぎぃ……!と 屋上のドアが開いた。 37 : ◆BnhUepkPaA:2011/03/08(火) 19:40:56.15 ID:/FYuLtIRO ( ・∀・) (;^ω^) 立っていたのは、いかにも若手サラリーマン、といった顔の男だった。 彼は物静かにブーンの全身を見回し、そして呟いた。 ( ・∀・)「少年漫画ってさ」 (;^ω^)「はい?」 ( ・∀・)「少年漫画って、いいよね。まぁ僕の場合、ジャンプが大好きだったわけなんだが」 (;^ω^)「……はぁ。」 え、いきなり何こいつ。
/109ページ

最初のコメントを投稿しよう!

156人が本棚に入れています
本棚に追加