第一話

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80 : ◆BnhUepkPaA:2011/03/08(火) 20:30:08.88 ID:/FYuLtIRO (;・∀・)「何わけわかんねぇ事言ってんだよお前!!」 (;^ω^)「!?僕は……僕は!!」 (;・∀・)「なぜお前が俺を知ってる!?そういう能力か!?」 (;^ω^)「うぇ?あ、いや」 (;・∀・)「へっ!いいねえ、楽しそうじゃねえか!!」 不安を圧し殺す強がり。 相手取っているブーンにすらそれが伝わってしまっているのだが、モララーにはそれが言わずにいられない。 (;・∀・)「せいぜい俺を楽しませなァァァァァァ!!!」 そして、動き出す。一直線にブーンへ向かって駆け出し、何かを叫ぶ。 (;^ω^)「ちょっ早………!」 ( ・∀・)「ざ―――!!」 ざ。 そこまでしかブーンには聞こえなかった。 しかし、それだけで十分だった。 84 : ◆BnhUepkPaA:2011/03/08(火) 20:33:35.78 ID:/FYuLtIRO (;^ω^)「【世界(ザ・ワールド)】!?」 (;・∀ー)「――――――!?」 (;^ω^) 眉間、三寸。 目の前ギリギリで止められた、拳。 【世界(ザ・ワールド)】という、黄金の偶像。 そしてその実体……自らの頭を押さえつけるモララー。 (;・∀ー)「……」 「ぶー………ん…?」 なんだこれ。 なんだこれ? 何を言っているんだ、こいつは。 何を言っているんだ、僕は? 93 : ◆BnhUepkPaA:2011/03/08(火) 20:39:56.78 ID:/FYuLtIRO (; ∀ )「……ッッあああああああああああああ!!」 (;^ω^)「え!!?」 (; ∀ )「うるせぇ!!うるせぇ!!なんだよお前!!なにが!!なんだよ!!」 (;・∀・)「さっさと俺に潰されろォォ!!」 (;^ω^)(クソッ――――――!!) ブーンは奥歯を噛み締めるしかなかった。 せっかく何か重要な事を思い出しかけていた。 そんなところに、このモララーの思考停止。 どうすればいい。何を優先させるべきだ? そう自らに問いかけた時には (;^ω^)「お?」 既に目の前には、モララーはいない。 変わりに、自らの腹には違和感。 (;・∀・) (;゚ω゚)「げぅッ……」 強烈な拳が、めり込んでいた。
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