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「何を言うか桔磨ぁ…おんし以外に浪士を集め屯田兵をまとめらるる男は土州にはおらん!」
じっと龍馬を見据える桔磨。
「…龍馬…俺はおまんに乗せられ蝦夷地に渡ったが…浪士を屯田兵にし蝦夷に送る事には反対せん…しかし…俺は蝦夷にはいかん!」
「…なぜじゃ」
「蝦夷は遠い」
「それは俺が軍艦を手にすれば問題なしじゃ…」
「また、龍馬の法螺船…確かにおまんはいつか軍艦を手にいるるじゃろう…しかし…蝦夷は遠いんじゃ…」
「長い目で見よ桔磨。攘夷だ倒幕だとおらんでも、幕府の力は強大じゃ…そりゃゴマメの歯軋りににちゅ…今は浪士の命を守り体制を準備する時期じゃ…何故解らん?」
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