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「行こっか」
教室から二人以外いなくなるとレイラはそう言った
「我は主に付いていくだけです」
零はそう言って頭を下げた
「んっ」
レイラは歩き始めて零はそれについて行った
数十分後、二人は一つのドアの前にいた
コンコンコン
「失礼します」
レイラはドアを三回ノックして入った、零もそれに伴って入った
部屋の中は特別凄いというところは無かった
「あぁ、レイラ・エクスペリオンとそのサーヴァントだね?学園長室にようこそ」
学園長は二人に気付いてそう言った
レイラはそれに頷いたが零はそれを見てただけだ
「サーヴァントの方は聞いた通りだね」
学園長は何もしない零を見て苦笑しながら言った
「我に命令出来るのは主のみだ」
零は無表情で言った
「忠義は立派だね、それがあだにならないようにね」
学園長は頷いてそう言った
「主に降り懸かる火の粉は我が消す」
零は先程と同様に表情を変えずに言った
「そうかい、それで君の名前と種族は?あぁ、周りには言わないから安心して」
学園長は笑顔でそう言った後にそう聞いた
「ふむ、我が名は零、種族は騎士だ」
零はそう答えると学園長は頷くと
「なら、零、君は誰かに従えていたのかい?」
「答えは否、我が付き従うは、我が認めた者のみだ」
「なら、エクスペリオンは認めたんだね?」
「是なり、主は秘めたる力がある、又、力を欲する理由もある故に認めた」
「でも、騎士なら甲冑だと思うんだけど…」
学園長は零の服装を見て戸惑った
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