1.プロローグ

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あの時、七奈は俺に何を伝えたかったのか。 それがわからず諦められずに引きずっている。 俺には誰も守れなかった。 皆、事故だからお前が死ななかっただけいいと思えというけど、何故あの時彼女を守ってやれなかったんだろう。 2年経った今でもそれは悔しくてたまらない。 俺は、明日から普通の大学生として生活する。 傷は癒えないけれど、親御さんにああ言われてしまったらどうしようもない。 逆に、このままではいけない気がした。
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