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「美味しい…。」
「ん!」
「うめぇ…。」
「当たり前だろ。」
誰かに食事を振る舞うのは久し振りだから心配だったが良かった。
「あ、てか食い終わったらさっさと帰れよ?」
「何か用事でもあるんですか?」
森本が首を傾げながら聞いてくる。
「あぁ、明日締め切りの書類があってな。風紀に提出するのだから神宮に嫌味言われるのも嫌だからなはやめに終わらせたいんだ。」
「そうですか。」
途端に森本の顔は暗くなった。
「無理はなさらないで下さいね?」
そう言うことかと思い俺は森本の頭に手をもっていき撫でながら口を開いた。
「ったりめーだろ?」
ニヤリと笑うのも忘れず。
「ッ!」
森本は目を見開くと俺から目を反らして俯いてしまった。おい、椎名と水城まで俯くなよ。
そんなキモかったか?
そんなぎくしゃくした空気の中、しばらく休憩しお開きをした。
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