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「ヒィィイイイ!!!!Help me!!!!!」
無駄に発音の良い英語を叫びながら、そんなに広くも無い副長室を走り回る。
刹魔はその場にあった紙をふんずけてしまい、隅の方まで転んでいった。
「や、ちょ、待ってよ、トッシー!?
あばばば、刀あたってるゥゥウウウ!!!」
「そりゃァ、当たるようにしてっからだよ。…それと、どさくさにまぎれてトッシー言うんじゃねェよ。」
余程、トッシーに腹がたったのかポンポンと刀で肩を叩いてきた。
「おっかないよォォォォオオオオオオ!!!!」
生命の危機ィィィイイイイイ!!!!
生命の危機だからァァァアアアア!!!!
えぐえぐと泣き始めた刹魔。
するとスパーンと襖があいた。
「土方さァァァアアアアん!!!!」
また無許可で沖田が副長室に入ってきた。
「だァァァアアアアかァァァアアアアらァァァアアアア、
返事を待てって言ってんだろォォォォオオオがァァァアアアァァ!!!!」
土方の注意が沖田にいった瞬間、刹魔は光の速さで沖田の後ろに隠れ、沖田の袴にしがみついた。
「うががが、沖田さんん」ガチガチ
「何したらそんなに震えるの?
あ、馬鹿だったねごめん。」
「哀れまないでよォォオオオ!?!?」
すると土方は沖田と刹魔の方を向き刀をふった。
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